MMORPG"Emil Chronicle Online"のプレイ日記。clover在住。
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しょーとしょーと(※ダーク風味苦手な方は注意)
はじめは、信じられなかったものだ。
遠く遠く手の届かないところにいるものと思っていた憧れの君が、自分を見つめて甘い言葉を囁く。
博愛の男は、来るものを拒まず、等しくすべてを愛した。
それが、自分を選んでくれた。嬉しかった。


愛した男がモテるというのは、気分のいいものだ。
自分が出会う前からそうだったのだし、それも惹かれた一因だ。
しかし、ある時訪れた冒険者に対しいつものように熱く語りかけた彼を見て、彼女は動揺した。


 「結婚」なんて、今までもみんなに言ってたかしら?
 もう今は「私」がいるのに。
 「私」に言ってくれたのに。


なぜかこのところ増えている訪問者たちに、彼はおなじように甘い言葉を囁いていく。
等しく、すべてに。
一番は自分だ、という優越感から気にならなかったはずのいつもの甘言が、ちくちくと違和感を伴っていく。次第にざわつく心を抱えて、それでも彼女は笑顔を振りまいて、側仕えた。彼をより引き立てるのは、自分の役目だ。自分にしかできない。

 私の彼は、素敵でしょう……?


その愛しき君は、彼女の足元で横たわって動かない※寝てるだけです
彼女は妙に冷静だった。いっそすがすがしい気分だった。
それは、自分自身で手を下せたからか。もう自分以外の誰のものにもならないからか。
純朴な憧れが、いつの間にか歪んでしまったことに、彼女は気付かない。

「すがたないだよなあ、妖精王さま。」








↓あとがき。
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